日本発達障害ネットワーク(JDDネット)は、これまで制度の谷間におかれていた自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害等の発達障害のある人およびその家族に対する支援を行うとともに、発達障害に関する社会一般の理解向上をはかり、福祉の増進に寄与することを目指し、2005年12月に発足しました。現在の加盟団体数は61団体(正会員17、エリア会員44。会員数約95,000人)で、発達障害関係の当事者団体、学会・研究会、職能団体などの全国および地方団体により構成されたわが国の発達障害を代表するネットワークです。
2005年4月の発達障害者支援法の施行により、発達障害の理解啓発が少しずつ進んできています。今後は「理解から支援へ」を目指し、衛藤先生がいつも言われている制度の谷間を作らない、すべての人の社会を実現したいと思います。衛藤先生には、支援法制定の時期から、ひとかたならぬご理解とご支援をいただいていますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
日本発達障害ネットワーク 政策委員長
辻井 正次さん