yukawa

経営者とは組織の活動において全責任と全権をもって最終決断を下し、その結果に対する責任をとるものではないだろうか。また、問題の構造を明確にして、抜本的な解決のための過程を示していかなくてはならないと思われる。では、今の政治はどうなのだろうかと考えてしまう。多くの問題を認識していても決断できず手遅れになるのではと、何とも言えない空虚さを感じてしまう。経営学のグル(権威者)Peter Ferdinand Drucker いわく、マネージャーの「特別の資質」はただ一つ「真摯さ(integrity)」だけである。正しいと信じていることに対して正直であり誠実である。だからこそ、問題の本質を理解し、忠実に原点に帰り、解決策を探ろうと考えられるのだろう。
衛藤先生と初めてお会いしたときにDrukerのこの名言をふと思い出した。且つ、権力や権威ではなく、自分の全人格だけを使って人を動かすことのできる方だと感じたものだ。私ども社会福祉法人の経営者としては法人内での宗教や政治に関する活動はできない。しかしながら国民の一人として衛藤先生のご活躍を切に願う。

社会福祉法人 六親会
湯川 智美さん